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北陸工業新聞社
2015/07/27

【新潟】早期供用へ予算確保求める/上沼道建設期成同盟会総会

 上越魚沼地域振興快速道路建設促進期成同盟会(会長・村山秀幸上越市長)の15年度総会が24日、上越市内で開かれた。15年度予算や運動目標を承認するとともに、整備促進と早期完成、道路整備の予算確保を求める要望を行った。
 上越市から十日町市を通り、南魚沼市を結ぶ延長約60キロで計画される地域高規格道路。同盟会は沿線3市2町の首長で構成され、この日は村山会長を始め、関口芳史十日町市長、井口一郎南魚沼市長、田村正幸湯沢町長と上村憲司津南町長の会員全員が集まった。あいさつに立った村山会長は「地域医療と防災に大きな役割を果たす道路であり、地元民は開通を心待ちにしている。情報を共有し、整備促進につなげていきたい」と述べた。
 議事では、15年度予算と運動目標をいずれも原案通り承認。整備区間の促進、未着工区間の早期着手、道路網の整備促進と地方道路整備への予算確保を軸に要望活動に取り組むとした。その後、村山会長らは整備区間である上越三和道路など3区間の早期供用、未着工区間となっている安塚IC−(仮)八箇IC間の着手を求める要望書を顧問の高鳥修一衆議院議員と村松二郎県議会議員に手渡した。
 続いて、整備中の区間に関する事業報告が行われた。まず、北陸地方整備局高田河川国道事務所の芦屋秀幸所長が、同事務所所管の上越三和道路(上越市寺−三和区本郷間L=7キロ)について進ちょく状況を説明。これまでに用地買収はほぼ完了、埋蔵文化財調査は約57%を終えた。寺−鶴町間L=3キロは18年度の供用を目指し、戸野目川上流橋の下部工・上部工などを進める。鶴町−三和間L=4キロは引き続き埋蔵文化財調査を行う。
 次に、八箇峠道路の進ちょく状況について長岡国道事務所の横山一星副所長が説明した。十日町市八箇−南魚沼市余川間のL=9・7キロで計画される同道路では、メーン構造物である八箇峠トンネルL=2840メートルの掘削を完了し、今後舗装工事に入る予定。同トンネルを含む八箇IC−野田IC間L=6・6キロは17年度の開通を見込む。
 新潟県上越地域振興局地域整備部の常山哲部長は三和安塚道路について報告。三和ICから安塚ICを結ぶL=9・7キロで計画され、東側の浦川原IC−安塚IC間L=4・7キロが供用済み。15年度は本郷工区の地盤改良工事と、調査・設計を進める。
hokuriku