角谷木材建設(あわら市矢地、角谷喜代志代表取締役社長)の東北支店は宮城県石巻市が発注した道路改良工事で優秀な工事成績を上げ、このほど優良工事表彰を受けて、他の模範とたたえられた。
対象工事は14年度に施工した「表沢道路道路改良工事」(北村字庵ノ窪ほか1字地内)延長およそ200メートルで、工期は9月中旬以降、厳寒期をまたぐ年度末までだった。
現場監督を務めた同社の竹内浩二さんは作業上の創意工夫点について「(北陸の福井とは違い)積雪は少ないもののマイナス10度にも及ぶほど寒さが一層厳しく、道路先の小学校や保育園、老人ホーム関係者の往来に配慮し、工事中も通行止めができず、その安全性の確保に万全を図った」などと振り返った。施工前の1車線で退避所2カ所を設けるほどの全く狭い状態から、2車線の幅広い道路整備に尽力して「工事の質向上に資する大きな貢献」(石巻市)との評価に感謝した。
なお同社は東北支店を13年4月に新設して以来▽北寺前線ほか3路線道路災害復旧工事▽北寺前線ほか3路線道路災害復旧関連付帯その1工事▽北寺前線ほか3路線道路災害復旧関連付帯その2工事▽雄勝地区低平地整備工事の受注など実績を積み上げている。