日本工業経済新聞社(群馬)
2015/07/24
【群馬】県前橋土木が南新井前橋線で工事進捗
県前橋土木事務所は本年度、前橋市日輪寺町でL360mのバイパスを新設する一般県道南新井前橋線日輪寺工区で、本線工事に着手する。工事は、L100m程度の新設と市道を跨ぐボックスカルバートの設置を計画しており、いずれも上期に一般競争入札で発注する。同線では日輪寺工区のほか、駒寄スマートインターチェンジから西側L1100m区間を2期工区として工事を計画しており、本年度は用地買収を進める。
日輪寺工区は、国道17号東側の桃の木川を渡す多嘉橋から東に走り、建設が進む国道17号上武道路までを結ぶL約360mをW20mで新設する。
本年度の工事は、L100m程度で新設を行うほか、市道をオーバーパスするためのボックスカルバート(L16m、W6・5m、H6・5m)を整備する。新設工事を実施する区間については、現在検討を進めているところ。
上武道路が2016年度に開通を控えているため、同工区も16年度までの開通を目指して工事を進めていく。設計は技研コンサル(前橋市)が担当した。
多嘉橋から西側については、桃川小学校の南を通り国道17号までを結ぶ前橋市の市道となっており、すでにW20mを確保している。
2期工区は、関越自動車道駒寄スマートインターチェンジ付近を起点として西に走り、前橋市池端町を通って吉岡町陣場地内の主要地方道高崎渋川線までのL1100m区間をW15・5mで新設を計画している。主要部分は、県前橋土木事務所が担当して工事を進めるが、高崎渋川線付近は吉岡町となるため、その区間のみ県渋川土木事務所が担当する。12年度から事業を進めており、本年度も用地買収を実施し早期の着工を目指す。設計はオウギ工設(前橋市)が担当した。駒寄スマートインターチェンジから東側については、1期工区として主要地方道前橋伊香保線までのL760mで工事を実施し、12年度に開通している。
日輪寺工区と2期工区は、いずれも駒寄スマートインターチェンジと上武道路とのアクセス性の向上を目的に計画された。