西日本建設業保証椛蝠ェ支店は、同社の保証取り扱いからみた県内の6月の公共工事動向を発表した。請負件数は228件で前年同月比18・0%減、請負金額は94億4800万円で同38・4%減となった。
発注者別では、九州地方整備局など国の請負件数は前年同月に比べ15・4%減の22件、請負金額は同43・9%減の14億5900万円。独立行政法人等は、同40%減の6件、請負金額は同87・8%減の5億3900万円だった。
県は同24・7%減の64件だが、請負金額は同6・5%増の21億3100万円。市町村は同13・2%減の131件、請負金額は同29・8%減の43億1300万円。その他の公共的団体は5件で同16・7%減だったが、請負金額は同512・2%増の10億400万円の大幅増。これは、日田玖珠広域消防組合が発注した日田玖珠広域消防本部と日田消防署庁舎建築主体工事の8億7700万円によるところが大きい。
27年度4〜6月の地区別累計請負金額は、佐伯が20億6000万円(同76・9%減)、豊後大野13億9500万円(同70・2%減)、中津20億3000万円(同69・0%減)と、3地区が70%前後の大幅減となり、5月末と比べ減少率が高くなった。このほか玖珠が11億5500万円(同28・6%減)、竹田11億7900万円(同3・4%減)と減少に転じた。半面、大分地区は186億5000万円と12地区の構成比で40・9%を占めているが、前年度比で30・9%増と伸びが鈍化した。
九州地区は、全体の請負金額は4006億円(同12・3%減)と減少している中で、大分県は456億円(同1・3%増)で、福岡県の1241億円(同5・0%減)、沖縄585億円(同6・2減)に続き3番目。
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大分建設新聞社