土岐市は、新庁舎建設工事の基本計画と基本・実施設計の委託者を公募型プロポーザル方式で選ぶため、実施要項を公告した。参加受付は8月14日まで。市は1次審査を8月20日に行う方針で、1次通過者には技術提案書の提出を9月25日までに求める。2次審査を10月上旬に行い、設計者は10月中旬に決定する見通し。
参加資格は単体または2者か3者の設計共同企業体でいずれも建築関係建設コンサルタント業務の登録事業者。単体または代表企業は銀行、本社ビル、庁舎などの施設で延べ3000平方b以上の施設の建築設計業務受託実績があることなど。
委託業務の上限額は1億6800万円(税込み)。履行期間は2017年7月31日まで。
新庁舎の規模は延べ床面積で8600〜9900平方b。敷地は土岐津町土岐口2101の面積1万4184平方b。駐車台数は約340台。概算事業費は約40億円(庁舎棟工事費のみ)。
市が策定した新庁舎建設の基本構想では、基本方針として@安全・安心を支える庁舎A利用者に優しい庁舎B経済的・効率的で環境に配慮した庁舎―を掲げている。
安全・安心を支える庁舎では、災害時に防災拠点として活用するため防災倉庫や自家発電室など防災対応設備の整備や個人情報などを保護するセキュリティー機能を装備する。
利用者に優しい庁舎では、ユニバーサルデザインを取り入れた利便性の高い庁舎を整備する。
経済的・効率的で環境に配慮した庁舎では、LED照明や太陽光発電、トイレや植栽散水に使用する雨水利用システムなどを整備する。
提供:
建通新聞社