建設新聞社
2015/07/22
【東北・宮城】三条寄宿舎と同等以上の規模想定/東北大学新寄宿舎の整備検討調査
東北大学は21日、PFIなどによる新たな寄宿舎整備に向けた検討調査業務を委託するため、拡大型簡易公募型プロポーザル方式による選定手続きを開始した。
参加表明書および質問は今月30日まで、企画提案要請者は8月6日に通知して翌7日から閲覧で公表、企画提案書の提出は同19日まで、特定結果は同26日に通知して翌27日から閲覧で公表する。
参加資格は文科省の設計・コンサルティング業務「その他コンサルタント業務」の有資格者など。
東北大学では、国際化拠点整備事業(グローバル30)の採択を受けたことなどから、今後も外国人留学生の受け入れ数が大幅に増加することが見込まれている。すでに仙台市青葉区三条にPFI手法などにより、留学生や外国人研究者などの寄宿舎約600戸分を整備済みで、これに続く事業となる。
新たな寄宿舎の整備事業も、資金や経営能力および技術的能力に民間ノウハウの活用を念頭に置き、施設整備から維持管理運営までを寄宿料などで賄う独立採算事業として民間事業者が実施することを期待しており、PFI法またはPFI法に準ずる方式での事業者選定を計画している。施設の規模は、三条の施設と同等かそれ以上を見込んでいる。
今回の委託業務では事業実施に向けて、事業スキームの検討など整備方法を調査。具体的には、法律および税制度の整理検討、事業スキームの検討構築、リスク分担の整理検討、コスト比較分析によるVFMの算定検討、事業者選定手続きおよびスケジュールの検討提案、民間事業者参入可能性の検討、建物イメージパース作成を行う。履行期限は10月30日まで。
なお、選定委員会の委員は9月14日から閲覧で公表する。
提供:建設新聞社