東京都の舛添要一知事は、21日の定例会見で新国立競技場の建設について触れ、新たな整備計画の策定に向けて政府が内閣を挙げて検討の場を立ち上げること、またその作業チームに都も参加することを評価した上で、「アスリートファースト(競技者第一)の視点で計画を立てるべきだ」との考えを示した。
舛添知事は、内閣が立ち上げる検討の場で議長を務める遠藤利明東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当相が22日朝に都庁を訪れ、見直しや検討の方向について説明すると述べ、「政府全体で新国立競技場の問題に取り組み、また国が都と協力してを着実に、前向きに片付けていくこと」を評価した。また、作業チームには「都の“エース級”の職員を2人程度」充て、技術的な課題や事業費に関する検討を進める考えを示すとともに、「民間も参加すべきだ」との持論を述べた。
提供:建通新聞社