宮崎建設通信社
2015/07/21
【宮崎】今年度は造成工、本体着手も視野に 国富町の中央コミセン
健康増進機能やコミュニティ機能などを併せ持った「中央コミュニティセンター」の建設計画を進める国富町は、今年度に建設予定地の造成工事を行う見通しでいる。現在、建設予定地である民有地の取得作業が進められており、取得完了後、敷地の造成工事に着手する方針。造成工事の進捗状況によっては、今年度の補正予算に施設本体の建設事業費を計上し、年度内に本体着工することも視野に入れている。
経年に伴う既設中央体育館(本庄4780番地)の老朽化や健康増進施設に対する地域住民のニーズなどを背景に、国富町は多機能型コミュニティセンターの新設を計画。新施設には、▽文化・交流等のコミュニティ施設としての機能▽健康増進・スポーツ振興施設としての機能▽地域防災施設としての機能―を持たせることとしている。
施設の整備にあたり、昨年10月には施設建設に係る基本及び実施設計業務を岩切設計に委託。今月15日までに同業務を完了させた。現時点に於ける新施設の規模は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建て、延床面積は5338m2とし、建設場所は交通アクセスに優れた大脇地区の民有地を予定している。
一方、国富町の平成27年度予算には、中央コミュニティセンター建設に係る造成工事の費用などが盛り込まれており、現在も進められている民有地の取得作業完了後、速やかに造成工事に着手する方針でいる。造成工事の進捗状況によるが、工事が早期に進んだ場合、補正予算に本体建設事業費を計上し、今年度内に本体建設工事に着手することも視野に入れる。