リニア中央新幹線建設促進三重県期成同盟会(会長・鈴木英敬三重県知事)は7月14日、津市内で2015年度建設促進大会を開き、三重・奈良ルートの早期実現を求めるなどの決議を採択した。大会には県議会議員、関係市町長ら約150人が出席した。
鈴木知事は、「リニアは地方創生には不可欠な事業であり、三重・奈良ルートが一日も早く公表されることが大切だ。県民の多くの方に理解してもらえるようPRに努めていく」と述べた。
決議内容は、▽災害リスクへの備えとするため、東海道新幹線のリダンダンシー機能を備えた三重・奈良ルートとすること▽三重県内の概略ルート、駅の概略位置の早期公表▽全線同時開業に向けて具体策の検討―など。
大会終了後に、京都大学大学院の藤井聡教授による講演会「国土強靭(きょうじん)化とリニア中央新幹線の全線同時開業について」が行わた。
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建通新聞社