日本工業経済新聞社(群馬)
2015/07/17
【群馬】第1回群馬県道路除雪会議開かれる
本年度第1回群馬県道路除雪会議(会長・桑原正明国土交通省高崎河川国道事務所長)が16日、前橋市内の群馬建設会館で開かれた。昨年度に各機関が実施した取り組み状況を共有するとともに、本年度の予定を確認した。
冒頭、桑原会長は「近年、日本のあらゆる所で雪による交通障害が起こっている。雪があまり降らない所で降ると大きな問題になる。台風や大雨が来ているが、こういう時期から準備することで連携も深まる。県民やドライバーの理解もより深めることができると思う」とあいさつ。副会長を務める若田部純一県道路管理課長は「昨年11月に計画を策定し、幸いにも使わないで済んだが、それにより修正点のチェックができなかった。人事異動で担当者も変わった。新しいメンバーで内容を確認し、共通認識を持ってこの冬に備えたい」と述べた。
会議では国土交通省高崎河川国道事務所、県道路管理課、東日本高速道路高崎管理事務所、群馬県建設業協会が昨年度の取り組みを振り返った。高崎河川国道事務所、道路管理課、高崎管理事務所は除雪車を増強したことなどを報告。群馬県建設業協会は、青柳剛会長が新災害情報共有システム『ぐんケン見張るくん』を紹介するとともに「ツイッターでも災害情報を発信している。ぜひ確認していただきたい」と呼びかけた。
会議では今後、道路除雪行動計画のフォローアップとして◇保有除雪機械などの情報に関する更新◇雪捨て場などの調整や更新◇関係機関相互の連絡調整、連絡先の確認−を行うほか、11月に行動計画に基づく訓練、来年3月に除雪機械運転実技講習会を予定する。