日本工業経済新聞社(山梨)
2015/07/17
【山梨】県内景気、ペース鈍化も緩やかに回復
日本銀行甲府支店は、7月の県内の金融経済概観をまとめた。県内景気は「回復ペースが鈍化しているものの緩やかな回復基調にある」と分析。
部門別で見ると、設備投資は14年度は前年比38・8%増、15年度は1・1%減となる計画(日銀短観調査)。公共投資については、5月は主に独立行政法人と県、市町村が減少したため前年比5・7%減。5月の新設住宅着工戸数は、主に貸家が前年を下回ったため前年比3・4%減となった。
業種別の生産は、はん用・生産用・業務用機械は、高水準が続いている。電気機械は弱含み。電子部品・デバイスは一部で弱めの動きが残るものの、全体としては下げ止まっている。
5月の有効求人倍率は0・97倍で前月比0・01ポイントの低下。6月の倒産は前年同月比2件増の2件で、負債総額(1億円)は前年同月の6億円を下回った。