高知県土木部は、幡多土木事務所土佐清水事務所庁舎を高台移転する。公募型プロポーザル方式により基本設計者を選定するため、7月下旬に要領を公告する予定。8月中にプレゼンテーションなどによる審査を行った後、8月下旬の契約を目指す。2015年度末まで基本設計を進めた後、16年度に実施設計、17年度に建築工事を行う予定でいる。
想定規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1440平方b程度。詳細は基本設計の中で決める。自家発電装置や防災無線なども設置する予定。土木事務所のほか、現施設内にある土佐清水漁業指導所、漁業取締船も合わせて移転する。
現在の事務所は、清水漁港に近い沿岸部に位置し、南海トラフ地震による津波発生時に浸水する恐れがある。そのため、土佐清水市街地の北側で造成されている清水第三土地区画整理事業の区域の一部を用地取得し、移転する計画を進めている。
15年度当初予算では、基本設計委託料1383万円、地質調査委託料1489万円といった関連予算を計上している。
現施設の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1894平方b。1985年建設。所在地は土佐清水市西町4ノ5。移転後の活用方法については未定。
提供:建通新聞社