北海道建設新聞社
2015/07/17
【北海道】ひらふ高原地区の観光中核施設新設で倶知安町が事業者選定のプロポ実施へ
ひらふ高原地区への観光中核施設新設を目指す倶知安町は、民間部分と公共部分で構成する施設の概要と、整備を担う事業者を固めるため、公募型プロポーザルを実施する。7月下旬か8月にはプロポの実施概要を公表する予定。延べ2000m²程度を想定する公共部分については、民間事業者から買い取る考えだ。
町は2014年に、ひらふ高原地区の都市再生整備計画を策定したが、この中に、長期滞在旅行者のコミュニティー活動拠点となる観光中核施設の整備を盛り込んでいた。
建設予定地は、蘭越ニセコ倶知安線とニセコ高原比羅夫線の交差点付近にある町有の第3駐車場で、敷地面積は約3000m²。定期借地権方式で民間事業者に貸し出し、整備を委ねる。
民間機能については、風営法の規制対象でない限り事業者に任せる方針で、公共部分には会議室やインフォメーションセンターなどを設ける。
予定地は準都市計画区域。町は建ぺい率や容積率の規制を踏まえて、施設の規模を最大で建築面積1500m²程度、延べ床面積約8800m²、高さ5、6階程度と仮定している。
町は事業者選定後、15年度中に基本計画を策定し、16年度の基本・実施設計を経て、17年度着工というスケジュールを見込んでいる。