日本工業経済新聞社(群馬)
2015/07/16
【群馬】県伊勢崎土木事務所が笠懸赤堀今井線を拡幅
県伊勢崎土木事務所は、伊勢崎市西野町地内を通る一般県道笠懸赤堀今井線の拡幅と線形改良事業に、本年度から着工する。本年度は、桐生市道との接続部L100mの拡幅を予定しており、用地買収の完了後早期に発注する。工事は、技術力重視タイプの一般競争入札での公告を予定している。この事業は、桐生市との境から西側L約500m区間が対象。来年度以降も順次工事を進めていく。
同線は、桐生市と伊勢崎市との境から西に走る路線。途中、北側で桐生市道84194号線と接続している。工事区間の西端は、勾配の大きい坂に加えて急なカーブになっており、見通しの悪い状態となっている。
工事は、カーブの直前までの区間は、現況のW約6mから南側に歩道を付けた全幅9・75mに拡幅する。カーブ区間では、盛り土により勾配を緩やかにするほか、線形改良も実施する。また、急カーブ区間の下に水路が整備されていることから、その区間の敷設替えも併せて計画している。設計はオウギ工設(前橋市)が作成した。
本年度は、桐生市道との接続部から東西にL50mずつ、計100mが対象。北側へ拡幅し、桐生市道への右折レーンを設置する。県道と比較し、北側の土地が2m程度低くなっていることから、盛り土工も併せて実施して対応する。
工事区間は、県道を境に南側が伊勢崎市、北側が桐生市となっている。接続する桐生市道でも拡幅を計画していることから、本年度の県道拡幅区間の用地買収も桐生市が進めている。
この事業は、県桐生土木事務所、前橋市、桐生市がそれぞれ進めている道路改良事業に併せて実施を計画。桐生土木では、桐生市と伊勢崎市の境から東側で同様に拡幅を、桐生市では北側に接続する市道の拡幅を計画。前橋市では、桐生市道を経由して同県道と接続する南部幹線で改良工事を進めている。