愛知県豊田加茂建設事務所は、国道420号足助バイパスの予備設計(B)に着手した。エイト日本技術開発中部支社(名古屋市中区)に業務を委託、2016年3月下旬までの履行期限で内容を詰めていく。15年度は予備設計のほか、地元への説明とともにコンセンサスを図る。
足助バイパスは、豊田市井ノ口町地内の国道153号と安実京町地内の国道420号を結ぶ延長約3100bの新設道路として整備を計画。このうち、今回の委託ではトンネル部分を除く延長1400bを対象に、予備設計として概略を取りまとめる。このほか、トンネル部分を含む延長2500bの測量、5カ所のボーリング調査を実施する予定。
計画によると、バイパス内には岩神町地内に建設するトンネル(延長約1700b)をはじめ、井ノ口町地内の朝日川に架設する橋梁(橋長約20b)、近岡町地内の国道153号や巴川に架設する橋梁(橋長約96b)、安実京町地内に架設する橋梁(橋長約69b)などの構造物を盛り込んでいる。概算事業費は約70億円が見込まれる。
今後は、今回の成果を基に地元説明会などを予定。用地交渉に向けコンセンサスを図る。順調なら16年度に境界立ち合いなどの用地調査、物件調査に着手する方針。
提供:建通新聞社" target="_blank">