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建設経済新聞社
2015/07/15

【京都】宇治署現地建替え基本に調査 建替え時の代替地等も検討

 京都府警察本部は、老朽化し狭隘な宇治警察署について、現地建替えを基本に調査・検討に着手する。
 現在の宇治警察署(宇治市宇治宇文字2−12)は、本館RC造3階建、延1116u(昭和43年築/診断時最小Is値0・26、診断時最大Is値0・69)、別館RC造3階建、延880u(昭和50年築/診断時最小Is値0・56、診断時最大Is値2・19)のほか、車倉庫棟(S造2階建)がある。
 署員1人当たりの延べ床面積は府内で最も狭隘な警察署庁舎で、狭隘度は全国ワースト2位。かねてから抜本的な対策が求められていたが、府警は用地確保や立地条件等を考慮した結果、現地建替えを基本に整備する方針を26年9月に明らかにした。
 府警は27年度当初予算に宇治警察署建設計画費として100万円を確保しており、調査検討に着手する。
 現地建替えを基本に整備する方針で、建替え時の代替地については選択肢の一つとして徳洲会病院跡地を検討していることがわかった。
 最近建てられた警察署の例から考えると、概ね5〜6年かかっていることから、新しい宇治警察署の設置運用は30年代の初め頃と見込んでいる。