魚沼市は、14日に開かれた市議会庁舎再編整備特別委員会で、新庁舎の建設候補地を公表した。▽アルプス電気小出工場敷地▽北部公園を含む北部公民館周辺の市有地▽井口小学校跡地−の3カ所を挙げ、調査検討と市民説明会を経て、15年内の建設地決定を目指す方針を示した。
今回、初めて具体的な候補地名を挙げ、それぞれの状況を説明。アルプス電気小出工場と北部公民館周辺(ともに小出島地内)は必要な2万平方メートルを確保できるが、井口小学校跡地(井口新田地内)は追加で周辺農地の買収が求められる。
7月下旬をめどに外部コンサルタントへこれら3カ所の評価業務を委託し、メリットおよびデメリットを整理する。その後、9月上旬から中旬にかけて市民説明会を開く予定。パブリックコメントを経て、15年内に最終的な建設地を決める方針だ。
その後、基本設計プロポーザルを行い、設計者を選定。16年度に実施設計、17年度から2カ年で建設する予定。整備にあたり、合併特例債の活用を見込んでいる。
6つある庁舎を1本化し、新たな庁舎を建設する計画。14年度策定の基本構想では、職員の想定人数を337人として必要な床面積を1万平方メートル(4階以下)に設定。敷地面積は駐車場や防災公園などを含め最大2万5000平方メートルとなる。