日本工業経済新聞社(群馬)
2015/07/14
【群馬】県と県農村整備建設協会が意見交換会開く
県農村整備課と群馬県農村整備建設協会による2015年度の意見交換会が13日、前橋市内の群馬建設会館で開かれた。当日は、本庁農村整備課の村上行正課長のほか、出先の各農業事務所農村整備課長およびセンター長が臨席。協会からは、原初次会長をはじめとする理事が出席し、本年度における農業農村整備事業の概要説明、協会からの意見・要望などが出された。
意見交換では、農業農村整備事業の予算確保に向け、県と協会がそれぞれ関係機関などへの要望活動を進めることで統一認識を図った。
ストックマネジメント事業に対し、協会側からは「補修工法次第では特殊な技術が必要となり、地元企業が施工できない事例も少なくない」との意見が出され、公共事業の経済波及効果の観点からも地元企業が施工できる工法の採用を県側へ求めた。
このほか「入札後、着工前に工法や主要資材の変更があると早期に着工できない。発注にあたっては工事内容をしっかりと精査してほしい」や「面工事では、発注後に用排水・田面高などが変更になることが多い。このような状況の中、農村整備事業で使用されているコンクリート2次製品は、受注生産が多いことから、納期や過大製作といった発注に不安を抱えているのが現状。可能な限り変更のない計画をお願いしたい」といった設計計画の変更に関する要望が出され、さらに、公表単価と実際の購入価格との大幅な乖離を指摘する声もあった。