四国中央市は、新庁舎建設に伴う基本・実施設計委託料として6月補正予算に15年度分として4400万円、16年度として1億0500万円の債務負担行為を設定した。近日中にプロポーザル方式も含めた設計者の選定方法を決定させ、7月中に発注する方針。今後、9月中には設計者を選定し、16年8月までの期間で基本・実施設計を進める。本体工事は18年度中の完成に向け、16年度に着工。本体完成後の18年度から現本庁舎解体に取り掛かり、19年度には駐車場などの外構整備を行う。
基本計画によると、概算総事業費は66億円を見込んでおり、施設規模は免震構造による地下1階地上6階程度で想定延床面積は1万3000平方b(地下駐車場除く)、建築面積3500平方b。建設位置は三島宮川4丁目の現本庁舎東側の新東駐車場敷地(約6100平方b)。
施設には、地下階に駐車場や機械室、倉庫など、低層階(1・2階)に窓口機能を中心に市民の利用頻度の高い部署や会議室など、高層階(3〜6階)に市長室や副市長室のほか、防災や政策調整関係部署、議会関係室などを配置する計画。
新庁舎は、4地区の庁舎分散による事務効率や市民サービスの低下、庁舎の耐震性や老朽化問題、緊急時の災害対策対応の問題などから整備することとなり、完成後には現在の分庁方式から本庁方式に変更する。
提供:建通新聞社