徳島県は、徳島阿波おどり空港の旅客ターミナル機能向上事業に2015年度から着手する。15年度に基本・実施設計を進めるため、近く委託方法を決め業務を外注する。順調なら16年度に工事を発注し、17年度中の供用開始を目指していく。
松茂町にある同空港について、航空機の受け入れ能力や国際便対応機能の強化、旅客の利便性向上を図るため、ボーディングブリッジ(搭乗橋)や固定橋を増設(現在の2基から3基に)するほか、税関・出入国審査・検疫など出入国に関係する施設、待合室・通路などを整備するため、旅客ターミナルビルを拡張する。今のところ、2番スポットを活用し、ボーディングブリッジと固定橋を整備するほか、現駐車スペースを活用し旅客ターミナルビルを増築する。現在の旅客ターミナルビルは3階建ての施設だが、増築規模は3階建て延べ3500〜4000平方bで調整を進める。また、大規模地震の発災時には、避難施設や広域防災拠点として活用できるよう、津波に対する防災機能などを強化することも検討する。
担当は交通戦略課、設計業務など工事は営繕課が担当する。順調なら設計の委託手法を固め、遅くても8月中には業務を発注する予定。6月補正予算に設計費7000万円を確保して
提供:建通新聞社