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日刊建設工業新聞
2015/07/14

【鳥取】総会開き活動方針/自動車専用道で早期完成目指す 9号「北条道路」整備促進期成会

 一般国道9号(「北条道路」)整備促進期成会(会長・松本昭夫北栄町長)の総会が13日、北条農村環境改善センターで開かれ、北条道路の早急な交通安全対策の実施と県内高速道路網の整備促進のため強力な運動を推進することを決めた。総会終了後には、国土交通省倉吉河川国道事務所の藤原光雄所長、県道路企画課の山内政己課長らを招き、意見交換した。
 期成会は、県中部1市4町と「とっとり梨の花温泉郷」、JA鳥取中央、倉吉商工会議所など行政だけでなく、観光、農業、商業団体などで構成する組織。松本会長は、「皆さんのご尽力で、6月30日には中国地方小委員会で北条道路全線の自専道が了承された。一日も早く完成させ、生活道としても住民の方に喜んでもらえるよう努力したい」とあいさつ。
 松本会長が議長を務め、2015年度事業計画、収支予算などを原案通り承認した。要望活動は、28日が国土交通省中国地方整備局。29日が国土交通省本省、県選出国会議員に行う。
 要望項目の要旨は、次の通り。
※北条道路の早期整備
▽一般国道9号「北条道路」の交通安全対策(湯梨浜・北栄地区)の早期完成。
▽山陰道「北条道路」の事業再開に向け、都市計画手続きを進めるための早急な調査。
※地域のための道路整備と予算確保
▽地方経済の好循環をもたらす社会資本のストック効果を早期に発揮させるための予算と老朽化対策の予算と体制の確保。
▽地域経済の発展と災害リスクの低減に資する高規格幹線道路等の未整備部分の早期の解消。
▽地域の活性化や安全・安心を確保するための道路整備に必要な社会資本整備交付金や防災・安全交付金の安定的かつ十分な予算確保。