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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/07/13

【群馬】老人ホーム、保育所の整備箇所明らか


保育所や老人ホームの整備に対する補助で、高崎市は補助先の選定結果を明らかにした。計17施設の新築や増築、改修について補助する予定で、正式に補助が決定した施設から入札などを行い、施工者を選定する。整備は本年度中の完了が原則だが、建設業界の人手不足に起因する事情など、やむを得ないと判断される場合、来年度への繰り越しも認める。
保育所関連で補助するのは、慈光保育園(所在地・通町)の分園新築やすみれ保育園(沖町)、国分寺幼稚園(西国分町)の増改築。三恵保育園(井野町)や認定こども園エデュカーレ城之内(浜川町)の増築など。慈光保育園では新たにRC造2階建ての分園を新築。そのほかは、既存施設の一部建て替えや増築などを行う。
老人福祉関連では、特別養護老人ホーム(特養)の新設を4法人で計画。ようざん会(八幡町)や健生会(日高町)、豊井会(埼玉県児玉郡)、宏志会(下佐野町)で、いずれも29床規模を予定している。
既存施設の増床は2法人で、豊生会(井野町)は建て替えによる20床の増床、国府会(塚田町)は増床40床および転換1床を行う計画だ。
改修により特養への転換を図る施設は4法人。恵林(浜川町)、タービュランス福祉会(寺尾町)、玉樹会(矢中町)、高崎福祉倶楽部(南大類町)で、タービュランスは20床、そのほかは10床規模を想定している。
介護老人保健施設では、井上病院(通町)が50床の増床、水火会(上小塙町)が20床の転換に伴う施設整備を行う予定だ。
市は、本年度の当初予算に保育所関連の整備補助金約4億8700万円、老人福祉施設関連の補助金約4億2300万円を計上した。保育所は、定員増を目的とした施設の増改築。老人福祉施設は老人ホームなどの新設や増床、改修などに対し、補助を希望する法人を公募。
このほど補助先が内定し、現在正式な交付申請の手続きを進めている。