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建通新聞社(神奈川)
2015/07/13

【神奈川】国交省京浜河川 西湘海岸直轄海岸保全施設整備事業 観測施設整備検討などを第2四半期中に入札

 国土交通省京浜河川事務所は、西湘海岸直轄海岸保全施設整備事業で、観測施設整備検討業務などを第2四半期中に入札する予定だ。
 「西湘海岸観測施設整備検討」は、簡易公募型プロポに準じた方式で発注。工種は土木関係建設コンサルタント。工期は約6カ月。西湘海岸における海岸保全事業の基礎資料となる海象状況を把握するため、観測施設の整備を検討する。対象海岸域の基礎事項など整理、波高計設置検討などを行う。場所は大磯町。
 「西湘海岸土質調査」は簡易公募型競争に準じた方式(総合評価落札方式)で発注。工種は地質調査。工期は約6カ月。西湘海岸における海岸保全事業の基礎資料とするため土質調査業務を機械ボーリングで実施するもの。場所は二宮町。
 「西湘海岸保全施設効果検討」は簡易公募型プロポに準じた方式で発注。工種は土木関係建設コンサルタント。工期は約6カ月。新たな漂砂制御施設による海岸保全事業を行うに際し、現地調査結果に基づく施設の最適配置計画を検討。海岸保全施設による整備効果についてのとりまとめを行う。場所は大磯町。
 西湘海岸の直轄海岸保全施設整備は、侵食が進む大磯港付近〜酒匂川付近間(神奈川県大磯町・二宮町・小田原市)の海岸約13`が対象。砂浜全体の回復を目指すことで、台風などによる海岸浸食に対して地域の安全性を向上させる。
 整備内容は▽岩盤型施設6基(大磯・葛川西側工区〜二宮工区)▽洗掘防護施設約2`(二宮工区)▽沿岸漂砂礫流失抑制施設約1`(小田原工区)▽浜幅30b未満の箇所を中心とした養浜約36万立方b―で、2031年度までに事業費約181億円を投じて進める。
 岩盤型施設に関する詳細設計をパシフィックコンサルタンツ(多摩市)で進めている。具体的な施設の形状や高さ、長さなどをこの作業で算出する。
提:建通新聞社