日本工業経済新聞社(山梨)
2015/07/13
【山梨】県富士東部建設吉田支所 15年度事業概要
県富士・東部建設事務所吉田支所(丸山裕司支所長)は、2015年度の主要事業をまとめた。
道路事業では、▽県道富士吉田西桂線▽国道413号道志バイパス▽都市計画道路船津小海線(県道鳴沢富士河口湖線)▽電線類の地中化−などの整備促進を図る。
河川砂防事業では、▽宮作沢▽釜の前沢▽寺川などの砂防を始め、入山川、桂川の河川改修、急傾斜地崩壊対策を進めていく。
15年度の主要事業は次のとおり。
■道路事業
【県道富士吉田西桂線の整備】
富士吉田市上暮地〜西桂町倉見で総延長3・6km。そのうち、小沼工区1・3kmは、平成27年3月2日供用開始。
現在、上暮地工区((仮称)富士吉田北スマートIC関連)1・1kmの用地買収中。
本年度はNEXCOによるスマートIC建設の進捗に合わせ整備する予定。
【国道413号道志バイパスの建設】
野原〜月夜野約1・9q(内トンネル約1165q )。
本年度は取り付け道路の詳細設計を実施。用地買収に入る予定。
【都市計画道路船津小海線(県道鳴沢富士河口湖線)の整備】
富士河口湖町船津(役場横)〜大嵐で総延長2140m(内小立区画整理事業施工分の延長380m、県施工分延長1760m)。
本年度中に小立区画整理事業区間までの約1kmについて供用開始予定。
【電線類の地中化】
河口湖精進線(大石地内)延長600m、船津小海線(富士河口湖役場〜大嵐)延長2・8kmで事業を実施しており、本年度も引き続き整備していく予定。
■河川砂防事業
【入山川河川改修】
富士吉田市下吉田地内で護岸工事。昨年度までに改修した延長は600m
本年度は、富士吉田市と事業化に向けた調整を行う。同年度以降の改修工事予定は延長300m。
【桂川河川改修】
第9次北富士演習場使用協定に基づく障害防止対策事業により、昨年度から事業化となった。
全体計画は山中湖から富士吉田市下吉田の一部区間で本年度は、基礎調査(測量、降雨解析、流出解析、流下能力検討、予備設計等)を行う。
【宮作沢砂防】
西桂町下暮地地内での渓流保全工・堰堤工を実施する。
堰堤本体工は施工済みで、本年度は、渓流保全工事、橋梁工事等を施工し、完成させる予定。
【釜の前沢砂防】
道志村釜之前地内で堰堤工を実施する。2013年度より本体工に着手し、本年度に完成する予定。
【寺川砂防】
富士河口湖町河口地内で堰堤嵩上げ工を実施する。
13年度より本体工に着手し、本年度は、本体工の嵩上げを行う。
【火山噴火警戒避難対策】
富士山火山噴火緊急減災対策砂防計画の基礎資料として、また、緊急時の対応策の検討資料として活用するため、火山関連情報のデータベースを市町村に配信するシステムの構築・精度アップなどを実施。
本年度は、関係機関(市町村等)との監視映像共有化を図る。
【平山・急傾斜地崩壊対策】
富士吉田市大明見地内で昨年度からの新規事業。
本年度より工事着手予定。
【大石・急傾斜地崩壊対策】
富士河口湖町大石地内で昨年度からの新規事業。
本年度から工事着手を予定する。