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　宮崎県病院局は９日、公募型プロポーザル方式で委託業者を選定する「県立宮崎病院改築に係る基本設計業務」を公告した。県立宮崎病院改築に係る基本設計を行うもの。宮崎県の入札参加資格に於いて建築設計業務の認定を受けている２者、または３者で構成する設計ＪＶを対象に、７月３１日まで参加申請を受け付ける。

　業務の中では、病院局がまとめた「県立宮崎病院再整備基本構想」に基づき、敷地内に新築する本館棟(地上１０階建延べ約４万５０００m2、免震構造)や改修で整備する精神医療センター(ＳＲＣ造２階建延べ約３３００m2)の基本設計業務を委託する。履行期間は平成２９年９月３０日まで。委託料の上限額は１億２２００万円(税込)とする。

　プロポーザルに参加できるのは、宮崎県が発注する建設工事等の契約に係る入札参加者の資格等に関する要綱の規定による建築設計業務に係る入札参加資格の認定を受けている２社または３社で構成する設計業務共同企業体。いずれの構成員も、建築士法第２３条第１項の規定により一級建築士事務所登録簿に登録されていること。

　代表構成員は、平成１７年７月から２７年６月までに契約履行が完了した病院の新築または改築に係る基本設計または実施設計で、免震構造を採用した延床面積３万m2以上かつ一般病床４００床以上の設計実績を有すること。一方、その他の構成員は県内企業で、１者は一級建築士が２名以上所属する一級建築士事務所であることが要件。

　二段階選抜で行う審査では、一次審査となる参加資格審査申請書及び参加申込書を７月３１日まで受け付け、技術提案書の提出者として５者程度を選定する。二次審査の参加者から９月１１日まで技術提案書を受け付けたのち、９月２８日にプレゼン及びヒアリングを行い、最優秀者と優秀者(次点)を決定。９月２９日頃に結果を通知する。

　審査基準は、一次審査が▽配置予定技術者の資格▽配置予定技術者の技術力▽業務実施方針及び手法―の３項目、二次審査が▽業務実施方針及び手法▽担当チームの対応力―の２項目とする。内容の審査は県が設置する選定委員会(委員１０名)が行う。

　参加説明書や仕様書、申請書の様式は宮崎県病院局のホームページからダウンロードできる。手続き等の担当所属は、宮崎県病院局経営管理課整備担当(〒８８０−８５０１宮崎県宮崎市橘通東１丁目９番１０号県庁３号館６階、電話０９８５−２６−７６２９、ＦＡＸ０９８５−２６−７３４１、メールkeieikanri-hp@pref.miyazaki.lg.jp)。