北海道建設新聞社
2015/07/10
【北海道】釧路市が総合病院増改築設計のプロポーザルを公告−総工費200億円
釧路市は9日、公募型プロポーザルで実施する、市立釧路総合病院増改築の基本設計・実施設計(新棟・外構)を公告した。参加表明書提出は17日までで、技術提案書提出は27日から8月10日まで。委託上限額は3億4256万5200円。業務期間は9月1日から2017年3月24日までとしている。
春湖台1の12にある同病院の増改築は工事費200億円を試算。15年度に全体の基本設計(設備配管切り替えの実施設計含む)、16年度に新棟や外構の実施設計、設備配管切り替えをする。
17―19年度に新棟建設(17年7月―20年3月)、19年度に改修と解体の実施設計、外構の一部整備、20年度に通路ブリッジ新設、既存棟の解体、改修、外構整備を進める予定だ。
委託する業務の範囲は、基本設計が新棟建設(免震構造、延べ3万5000m²)、外構、連絡ブリッジの新設、既存棟の改修や解体、設備配管切り替え、敷地内建物BCP計画、仮設設計。実施設計が新棟建設、外構、連絡ブリッジ新設、設備配管切り替えとし、改修と解体の実施設計は別途発注する。
参加資格を見ると、地域要件は不問で、公的医療機関が発注した免震構造で300床以上の病院設計の実績を有する1級建築士事務所。
ただし、最優秀事業提案者として選ばれた後、釧路市の建築設計有資格者で、市内に本店(地元扱い業者含む)を置く者と2者の特定共同体を結成し、契約できることを求める。
8月19日のプレゼンテーションとヒアリング後、最優秀事業提案者を決め、9月1日までに契約する。
問い合わせは同病院事務部経営企画課医療計画担当、電話0154(41)8167まで。