県県土整備部河川整備課は、土砂災害防止に係る社会資本総合整備計画(防災・安全交付金)を公表した。計画は「千葉県における土砂災害防止の推進(防災・安全)」と「千葉県における土砂災害警戒区域等の指定による土砂災害対策の推進(防災・安全)」からなる。土砂災害防止の推進では、地すべり防止対策、急傾斜地崩壊対策など24事業を予定し、全体事業費は79億4600万円を見込む。
事業と事業費の内訳は、地すべり対策事業が10事業で事業費16億4700万円、急傾斜地崩壊対策事業が10事業で事業費48億900万円、砂防事業が4事業で14億9000万円。また、土砂警戒区域等の指定による土砂災害対策の推進では、鴨川市外で事業費16億5200万円により砂防基礎調査(総合流域防災事業)を実施する計画。
土砂災害警戒区域等の指定では、県の土砂災害危険箇所9764か所のうち、未調査の4742か所について基礎調査を実施し、区域指定を推進する。
事業の内容は次の通り。(@事業内容A事業実施期間B全体事業費)
■千葉県における土砂災害防止の推進(防災・安全)
【地すべり対策事業】
▽地すべり対策事業平久里下地区(南房総市)=@排土工A15〜16年度B1億円▽同平群地区(同)=@地下水排除工A15〜19年度B1億2500万円▽同平久里中地区(同)=@地下水排除工A15〜19年度B1億9300万円▽同大井地区(同)=@地下水排除工A15〜19年度B2億5900万円▽同市井原地区(鋸南町)=@地下水排除工A15〜19年度B2億3900万円▽同上畑地区(富津市)=@地下水排除工A15〜17年度B1800万円▽同佐久間森地区(鴨川市)=@地下水排除工A15〜19年度B7000万円▽同貝渚2期地区(同)=@地下水排除工、杭工A15〜19年度B1億9000万円▽同太海地区(同)=@地下水排除工A15〜19年度B2億1500万円▽房総河川圏域総合流域防災事業(鴨川市外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜19年度B2億3800万円
【砂防事業】
▽通常砂防事業白狐地区(富津市)=@渓流保全工A15〜19年度B4億円▽通常砂防事業大川地区(南房総市)=@渓流保全工A15〜18年度B3億1500万円▽房総河川圏域総合流域防災事業(南房総市外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜19年度B7億5500万円▽東京湾河川圏域総合流域防災事業(君津市外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜18年度B2000万円
【急傾斜地崩壊対策事業】
▽急傾斜地崩壊対策事業市原市=@急傾斜地崩壊防止工A15〜18年度B3億2600万円▽急傾斜地崩壊対策事業船橋市=@急傾斜地崩壊防止工A15年度B2500万円▽急傾斜地崩壊対策事業栄町=@急傾斜地崩壊防止工A15〜18年度B3億2700万円▽急傾斜地崩壊対策事業勝浦市=@急傾斜地崩壊防止工A15年度B2000万円▽急傾斜地崩壊対策事業鴨川市=@急傾斜地崩壊防止工A16〜19年度B1億7000万円▽江戸川圏域総合流域防災対策事業(松戸市外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜18年度B4000万円▽利根川圏域総合流域防災対策事業(佐倉市外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜19年度B24億2400万円▽九十九里河川圏域総合流域防災対策事業(多古町外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜19年度B2億8000万円▽房総河川圏域総合流域防災対策事業(勝浦市外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜19年度B4億3900万円▽東京湾河川圏域総合流域防災対策事業(市原市外)=@総合流域防災事業計画によるA15〜19年度B7億5800万円
■千葉県における土砂災害警戒区域等の指定による土砂災害対策の推進(防災・安全)
【土砂事業】
▽砂防調査、総合流域防災事業(鴨川市外)=@基礎調査A15〜19年度B16億5200万円