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北陸工業新聞社
2015/07/03

【石川】白山野々市組合/9月に入札実施へ/新最終処分場の整備で

 白山野々市広域事務組合は2日、15年第1回議会臨時会を開催し、新最終処分場の概要のほか、9月の入札を予定していることなど、今後のスケジュールを全員協議会で報告した。
 この日報告された実施設計(日本海コンサルタントが担当)の概要によると、ピット部RC造、建屋部S造平屋建てで建築面積は6685・48平方メートル(管理棟と水処理施設含む)。屋根構造は陸屋根形式で、塩ビ系シート防水仕上げ。外壁はコンクリートブロック版。埋め立て面積は約5800平方メートル。埋め立て容量は約2万8000立方メートル。概算工事費に約22億円(設計、監理費除く)を見込んでいる。
 今後のスケジュールでは9月に入札して仮契約を行い、10月の議会で議決して本契約を締結する予定。10月に着工し、18年3月の完成を目指す。
 今春に使用期間が終了となった一般廃棄物最終処分場「鶴来清掃センター」に替わる新たな最終処分場を、松任石川環境クリーンセンター北側の白山市小川町地内約5・1ヘクタールに整備する。
 組合長の山田憲昭白山市長は、提案理由説明の中で「昨年秋から行っている埋蔵文化財発掘調査を夏ごろに終えることから現在、建設工事等の発注作業を進めている。地元町内会等の理解を得ながら、周辺環境や安全に配慮して施設整備を進めていきたい」と述べた。
hokuriku