建通新聞社(中部)
2015/07/06
【岐阜】県商工労働部 新たなモノづくり拠点の基本・実施設計委託へ
岐阜県商工労働部は、岐阜県工業技術研究所(関市)に整備する「新たなモノづくり拠点」の基本・実施設計の一般競争入札を、早ければ7月下旬から8月上旬に公告する。
新たなモノづくり拠点は、モノづくり技術に関するさまざまな研究開発・技術支援を実施し、新たに技術支援のワンストップ窓口機能や産学官連携を促進する共同研究スペースなどを備えた総合的施設となる。
施設規模は鉄筋コンクリート造3〜4階建てで、延べ床面積6000〜7000平方bを想定している。概算事業費として土地購入費などを含め33億円程度を見込んでいる。
同研究所には現在、本館棟と共同研究棟、西実験棟、東実験棟、北実験棟の5棟の施設があり、計画では研究所敷地の北部分と隣接する市有地を取得して整備する。
整備スケジュールによると、2015〜16年度に用地取得と基本・実施設計を行い、16〜17年度で建設する見通し。
同事業は、岐阜県が持続的に発展する上で、成長市場の獲得や基盤技術力強化が急務であるとの考えから、県内の中小企業などの技術力の底上げをすることが狙い。
提供:建通新聞社