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鹿児島建設新聞
2015/07/03

【鹿児島】鹿屋市、初のPFI事業

  鹿屋市は2日、(仮称)桜ケ丘子育て支援住宅整備PFI事業実施方針(案)を公表した。子育てに配慮した3LDK(約75u)40戸程度を民間資金等の活用によって整備。債務負担行為の議決を経て、10月には公募型プロポーザルで公告し、2016年2月に事業者を決定する。なお、実施方針(案)の説明会を7月21日午後1時30分から市役所大会議室で行う。 

 今回の事業は、西原4丁目の桜ケ丘団地内に同市では初となるPFI法に基づく事業として実施。子育て支援のみならず、良質なサービス提供やコスト縮減をはじめ、収入超過者および高額所得者を含む中堅所得者向けの「地域優良賃貸住宅」を整備することで、住み替えの斡旋を行う。 
 事業手法は、選定された民間事業者が新たに本施設を設計、建設、監理を行い、完工後に市に所有権を移転し、民間事業者が所有権移転後の維持管理・運営を遂行するBTO方式で実施。 
 スケジュールは、9月にPFI事業の選定および債務負担行為を議会議決し、10月に公募型プロポーザルで公示。11月に参加表明書類提出、16年2月に優先交渉権者を決定し、3月に事業契約締結する。施設引き渡しは17年3月、同年4月に入居開始、47年3月での事業契約終了を予定している。 
 10月に公告される予定の公募参加者の参加要件等は、設計、工事監理、建設、維持管理、運営、マネージメント、資金調達、収益施設運営等の企業で構成されるグループとし、設計、工事監理、建設、維持管理、運営する企業は必ず公募参加グループに含むこと。さらに、代表企業は鹿屋市に本店等や主要な営業所を持つ企業であることが望ましいとしているほか、構成企業の設計、建設の企業も少なくとも1社は鹿屋市内業者を求めている。 
 また、鹿屋市内の企業が構成企業や協力企業として参加した場合は、参加企業数に応じて地域貢献点を加点するなど、鹿屋市内業者に配慮した参加要件となっている。 
 市では、実施方針(案)説明会を7月21日午後1時30分すら市役所7階大会議室で実施。参加申し込みは13日まで建築住宅課でメール(kenchiku@e-kanoya.net)で受け付ける。 
 問い合わせは、同課住宅施設係(рO994・31・1129)まで。