鹿児島建設新聞
2015/07/01
【鹿児島】空き家対策で連携
空き家対策事業の推進に向け鹿児島銀行(上村基宏取締役頭取)は、鹿児島市と提携協力し6月30日、同市役所で覚書を締結した。対象は、同市が進める危険空き家解体工事補助や安全安心住宅ストック支援で空き家の耐震改修補助の決定を受けた者。同行ではきょう1日から、「かぎん空き家対策ローン」の取り扱いを始め、ローン金利を優遇する。
締結式では、上村頭取と森博幸鹿児島市長が覚書書を締結後、固い握手を交わした=写真=。森市長は「空き家対策は、支援策を整えても進まない。今回の温かい支えにより、少しでも減少に期待したい」と感謝の言葉を寄せた。また上村頭取は「空き家は、火災や崩落など危険を伴っている。銀行の営業がアプローチをかけることで、微力ながら、お手伝いができれば」と協力体制を惜しまない気持ちを表した。