高知県農業振興部は、農業基盤課と各農業振興センターが農業農村整備事業で進める2015年度の公共工事箇所付けをまとめた。総事業費は19億5720万円で、内訳は県営土地改良事業費6億0971万円、耕地防災事業費13億4249万円、土地改良指導費500万円。今後工事や調査などを順次発注、外注する。
発注機関別の総事業費は、安芸農業振興センター10億2149万円、中央東農業振興センター1億9647万円、中央西農業振興センター8100万円、須崎農業振興センター4億0948万円、幡多農業振興センター2億4576万円、農業基盤課300万円。
安芸農業振興センターでは、安芸市伊尾木ほかに整備する津波避難タワー建設費に7億4476万円を計上している。このほか、県営ため池等整備事業として室戸市西山地区で堤体工、県営中山間総合整備事業として安芸地区で農業用排水施設整備工などを実施する。中央東農業振興センターでは、地すべり防止事業として大豊町の粟生3期地区で排水ボーリング工、アンカー工など、農村災害対策整備事業として香南南部地区(香南市香我美町岸本ほか)で測量、地質調査などを実施する。
中央西農業振興センターでは、かんがい排水事業として高知市東部1期地区で原動機更新などを実施する。須崎農業振興センターでは、農村災害対策整備事業として四万十町興津の津波避難タワー建設、津野町萩中で測量設計、用地調査などを実施する。幡多農業振興センターでは、経営体育成基盤整備事業として四万十市入田地区でほ場整備工、測量設計など、県営ため池等整備事業として宿毛市平田町戸内で堤体工などを実施する。
提供:建通新聞社