日本工業経済新聞社(山梨)
2015/06/29
【山梨】県県土整備部、6月補正で公共事業費2・8%増
県県土整備部は、2015年度6月補正予算案の同部関係事業を26日の県議会土木森林環境委員会に説明した。公共事業費(災害復旧費を除く。国直轄負担金を含む)の補正は81億554万9000円の増額で、当初予算との合計は365億2264万2000円となり、14年度当初からの伸び率は2・8%。
また、重点投資枠として9カ所、17億2300万円を設定しており、国道140号西関東連絡道路の改良工事や橋梁下部工事4基などを推進する。
補正予算案は、県が新たな県政運営の基本指針である総合計画の暫定版を作成したことから、政策展開の柱である「ダイナミックやまなし」に基づいた新規施策事業や国庫補助の決定に伴う補正などを行った。
県土整備部の補正額は、一般会計が107億3686万6000円の増額で、当初の552億3647万円と合わせると659億7333万8000円。流域下水道事業特別会計は1億3096万4000円の増額で、当初の58億7829万1000円との合計は60億925万9000円。
公共事業費(災害復旧費を除く。国直轄負担金を含む)の補正は81億554万9000円の増額で、当初の284億1709万3000円との合計は365億2264万2000円。14年度当初は355億2258万3000円との比較では2・8%増。
補正案に計上した主な施策では、総合計画で示された「個性豊かな産業の創出」に資する基盤整備の推進をはじめとした重点分野を設定し、事業の重点化、効率化に努める。
また、東京五輪の開催やリニア中央新幹線の開通を見据え、集中的に整備を進める必要がある事業に財源を重点配分した重点投資枠を設定した。重点投資枠は9カ所、17億2300万円。