砺波市は、新図書館の基本設計の指針となる整備計画を策定するため新たに「新砺波図書館整備計画策定委員会」を設置する。30日、市役所で初会合を開く。
委員は学識経験者として新砺波図書館整備計画検討委員会委員長を務めた中井孝幸愛知工業大学工学部建築学科准教授、齊藤誠一千葉経済大学短期大学部教授が参加。中井氏は建築などのハード面、齊藤氏は図書館経営などのソフト面を担う。このほか、関係団体の代表で堀田多聞市立図書館協議会長、市小中学校校長会の笹島康代氏、西野規代美市保育研究会長、市側からは齊藤一夫副市長をはじめ、教育長や関係部長らが加わる。
新図書館は国道156号沿いの砺波体育センター(幸町)を移転させた跡地に建設される。13、14年度に設置された新砺波図書館整備計画検討委員会が2月に提出した意見書では、目標とする施設規模は▽延べ床面積3500|4000平方メートル▽閲覧席400席▽学習席60席▽フリースペース40席▽蔵書35万冊▽開架16万冊▽駐車場160台|などとなっている。
市では、整備計画を踏まえ、今年度内に基本設計の委託に向けてプロポーザルを開催する。完成は合併特例債の期限である19年度末となり、オープンは20年夏ごろ。