建通新聞社(岡山)
2015/06/29
【岡山】岡山市 市民会館建替 候補地検討会を7日
岡山市市民局文化振興課は、築後50年が経過する北区丸の内の市民会館の建て替えを計画している。
7月7日に3カ所ある候補地を比較する第3回新しい文化芸術施設整備に係る候補地検討会を実施する。候補地決定時期については現時点で未定としている。
これまでに第1回に各検討案のプレゼンテーション、第2回に各検討案提出者への質疑回答と意見交換などが実施されている。
基本構想では、新しい文化芸術施設に求められる機能を中心に規模、整備手法や採算性、合築の可能性、経済効果などについて調査する。移転場所が決まれば基本計画策定に着手する。
建て替え場所は、旧後楽館中学・高等学校天神校舎跡地を候補地の一つとして挙げているが、北区表町の千日前商店街へ誘致したいと地元から市長へ要望書が出され、地元住民らが中心となって千日前地区市街地再開発準備組合を設立、また西側でも地元に誘致したいと岡山市北区表町三丁目地区市街地再開発準備組合が設立され、現時点では3カ所が候補地となっている。
現在の市民会館は、バリアフリー化、耐震化が未実施であることや老朽化、舞台設備が時代のニーズにあっていないことなどを理由に新施設を整備する。現市民会館の活用策についても今後検討を実施する。
施設整備に当たっては、2021年度までに建物完成が条件とする合併推進債を活用し整備をすることを想定している。