愛知県東三河農林水産事務所は、神野新田地区の海岸整備事業で「三郷樋門」と「柳生川第2樋門」を耐震補強する。両樋門の実施設計を、基礎地盤コンサルタンツ中部支社(名古屋市西区)と玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)にそれぞれ委託した。順調なら2016年度に一部の工事を発注する。
計画によると、浸透固化工法などで樋門下部の地盤を改良する。今回の実施設計で詳細な工法を検討する。設計工期は16年1月29日まで。
三郷樋門は、神野新田地区の海岸堤防のうち、南西の一角の先端部付近に設置している。樋門は5連式で、幅3・4b×高さ2・6bが1門、幅3・4b×高さ2bが2門、幅3・2b×高さ2bが1門。いずれも延長は約14b。
一方、柳生川第2樋門は、神野新田地区の柳生川河口付近に設置している。1連式で、幅2・4b×高さ2・4b。延長は約15b。
神野新田地区の海岸堤防の耐震補強は、愛知県建設部所管の東三河建設事務所が大部分を施工するが、樋門とその付近の堤防は、東三河農林水産事務所が耐震補強を進める。
提供:建通新聞社" target="_blank">