香川県は、県庁舎東館耐震改修基本設計(高松市番町)を簡易公募型プロポーザル方式により検討した結果、6月24日に松田平田設計大阪事務所(大阪市西区)と契約した。契約額は4460万4000円(税込)。設計期間は2016年1月29日。
県庁舎東館(鉄筋コンクリート造9階、塔屋3階建て延べ1万1871平方b、直接基礎)の耐震改修に係る基本設計で、高層棟と低層棟の耐震改修のほか、東館と本館連絡通路、議会庁舎との接続部分の改修や、建物周辺の外部(南庭含む)の整備も含む。
東館耐震改修は▽高層棟の基礎下に免震層を新設▽塔屋に耐震壁を設置▽低層棟は基礎下に免震層を新設▽概算工事費は約42億円▽概算工期は約2年が見込まれている。
県庁舎東館は建築家の故丹下健三氏の設計によるもの。1958年に完成し近代建築の保存に取り組む国際学術組織「DOCOMOMO」の日本の近代建築20選に選ばれている。
提供:建通新聞社