建設新聞社
2015/06/25
【東北・宮城】古川消防本部移転の基本設計/綜企画設計に決定
宮城県の大崎地域広域行政事務組合は古川消防本部の移転新築を計画しており、基本設計業務を委託するため25日に条件付き一般競争入札を行った結果、綜企画設計に決定した。落札金額は2851万8600円で入札には13社が参加した。
この事業は、2013年度に大崎市が策定した「中心市街地復興まちづくり計画」に基づき、防災活動強化に向けて老朽化している大崎市古川北町の古川消防本部を移転新築するもの。
移転場所は、国道108号沿いの古川警察署向かい側に当たる古川千手寺町地区で、敷地面積は1万3500平方b。現大崎市役所にも近く、古川警察署と隣接して、防災関係機関との連携・調整が容易となる位置となることからさらなる消防力の向上が期待されている。
庁舎規模は、新消防本部がRC造4階建て、約5000平方b、車庫兼防災倉庫がS造平屋建て、約630平方b、屋内運動場がS造延べ約800平方bで計画している。
今回の業務では、消防本部などのほか、整備計画に基づき防災ヘリポートの設置や太陽光発電設備、駐車場などの施設全体の基本設計を作成する。履行期間は16年1月15日まで。
本年度では基本設計の作成を進めるとともに用地取得を行い、16年度に実施設計、17年度の着工、19年度の供用開始を目指す。
提供:建設新聞社