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建通新聞社(中部)
2015/06/25

【愛知】海部建設事務所 鍋田川圏域河川整備計画

 愛知県海部建設事務所は、緊急防災対策河川工事のうち、鍋田川圏域の河川整備計画策定に向けた検討業務を東京建設コンサルタント中部支社(名古屋市中区)に委託した。委託工期は2016年3月18日まで。
 鍋田川は、木曽川の支川で弥富市と木曽岬町との境を流れる河川で、圏域の河川整備計画は、鍋田川と東支川を対象に策定する。鍋田川の流域面積は14・2平方`b、延長が7・6`。東支川の流域面積は3・5平方`b、延長が1`。
 河川の河道の現況は、コンクリート護岸をメーンに整備され、用水路として整備した区間はコンクリート3面張りとなっている。
 排水機場は、上流排水機場、下流排水機場で、内水ポンプ施設は和泉排水機場、和泉第2排水機場、川先排水機場、芝井川排水機場。域外のポンプ施設は近江島排水機場、松名排水機場、稲元排水機場がある。水門は、中水門が鋼製ローラーゲート2門、鋼製マイターゲート2門、下水門は鋼製ローラーゲート1門。これら施設を愛知県、三重県、木曽岬町、鍋田土地改良区が管理している。
 高潮対策は、伊勢湾台風規模の高潮に対し、高潮堤防、高潮水門で対応する。高潮堤防と水門は、木曽川干拓地側阿を除き整備済み。
 津波対策としては、鍋田川下水門付近で約2・6b〜2・7bを想定した対策を行う。高潮堤防と水門は十分な高さがあるため、堤防や樋門、排水機場の耐震対策について検討していく。
 策定にあたり、愛知県の河川整備計画流域検討委員会に三重県の学識経験者が参加した検討委員会の開催と、長期的な方向性、短期的なスケジュールなどを定める。