日本工業経済新聞社(群馬)
2015/06/23
【群馬】北橘運動場整備事業を本年度も実施
渋川市は、北橘運動場整備事業を本年度も進める。同事業は2014年度から3カ年の計画で実施しており、すでに用地買収や埋蔵文化財調査が終了している。昨年度は敷地の造成、調整池の整備などを行った。現在は当初の予定通り、来年秋の完成を目指して整備を進めている状況。本年度は各管理棟やトイレ棟、屋外照明設備工事、駐車場整備などがあり、夏ごろに発注される。
同運動場は北橘町八崎と分郷八崎地内に位置し、全体面積は5・33ha。野球場1・44ha、多目的運動場1・19haに加え、駐車場やトイレ棟、複数の管理棟、調整池などの施設を有する。敷地の造成、給水設備や調整池の整備などは昨年度に行われた。そのほか、野球場と多目的運動場の間を東西に走る、市道北町上南室線の改修工事が昨年度から継続されており、現在も工事が進行中。L200mの区間で車道幅員5・5〜6・5m、両側歩道を含む全幅10mに改良される。本路線の工事は本年度で終了する。
本年度は総合管理棟、野球場管理棟、多目的運動場管理棟、トイレ棟の新築工事を実施。設計は技研コンサル(前橋市)が作成済み。総合管理棟は野球場の南西に位置し、市道北町上南室線沿いに建てられる。野球場管理棟は野球場北側、多目的運動場管理棟は多目的運動場南側にそれぞれ整備される。いずれの管理棟にも男性・女性用のトイレが設置される。トイレ棟は野球場南東の市道北町上南室線沿いに建設予定で、男性・女性・多目的トイレが設置される。
また、野球場と多目的運動場は夜間も使用できるよう、屋外照明をそれぞれ複数基設ける。排水設備工事にも取り掛かり、工法は現在検討を進めているところ。多目的運動場は、サッカー場と陸上競技用のトラックが整備される。野球場は両翼99・06m、中堅121・92mといった規模となり、スタンドも設置されるほか、駐車場の整備も実施される。
本年度は工事費に4億1983万8000円を計上しており、各管理棟やトイレ棟、道路改良、照明設備工事を進める。
事業の完成を見込む16年度は、野球場の芝張りといった植栽工や補完工事などを予定している。