熊本県橋梁上部工及び土木構造物補修研究会(森光也会長)は17日、山都町内の川口橋上部工工事現場で見学会を開いた。土木工事の魅力や橋梁工事のスケールの大きさを感じてもらおうと企画したもので、町立清和小学校6年生10人が現場に招かれた。
県道河内矢部線上の橋梁改築現場で、児童らは工場からトラックで輸送された橋桁(長さ13.4m、重さ8.5t)を130tクレーンで吊り上げて設置するまでの工程を見学した。70tクレーン車で鉄板を持ち上げる操作も体験し、「緊張した」「楽しかった」と声を上げていた。
県が進めている河内矢部線道路改良事業は、橋を含めた川口工区(739m)が今年9月にも完成予定。橋名板には児童らが書いた文字が採用されるという。
見学会に協力した県上益城地域振興局の乙丸正彦主幹は「見学会を通して、道路や橋、トンネル等をつくる仕事に少しでも興味を持ってもらいたい」と話した。
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西日本建設新聞社