建通新聞社
2015/06/23
【大阪】福島区役所 『海の駅』設置向けプロポ開始
大阪市福島区役所は、2017年4月から「海の駅」を中央卸売市場に隣接する安治川右岸にオープンする計画だ。市の説明によると、都心部での「海の駅」は全国で初めてとなる。
海の駅の整備と管理運営を行う事業者は、公募型プロポーザルで選定するため募集手続きを開始。参加が必須となる説明会は6月30日に行う。応募書類は7月28〜30日に受け付け、8月中旬の事業予定者の決定を目指す。
提案では、にぎわい創出(ハード・ソフト)事業と維持管理事業について、事業者からの提案を求める。海の駅の登録要件として必須なのが、船舶係留施設と公衆便所の設置、施設の予約受付案内担当者の配置。事業期間は最長10年間。
事業区域は、船津橋から安治川右岸下流330bまでで、3区域(A、B、C)に分かれる。区域Aは、海の駅の拠点となる台船やプレジャーボートによる来訪者のための係留施設の設置区域として想定。同B(野田南緑道)は一般利用者も自由に利用できるような公共空間が見込まれる。同Cはトイレ設置が可能。
事業者決定後は、河川・公園管理者など関係機関協議を行い、16年度に準則特区の手続きなどを進め、16年度中ごろから事業者による建設工事など開設に向けた工事を行う計画。
問い合わせ先は総務課まち魅力推進担当 電話06(6464)9908。