建通新聞社(神奈川)
2015/06/22
【神奈川】川崎市 指名プロポで選定、動物愛護センターの設計者
川崎市は、「動物愛護センター新築設計業務」の委託先を選定するため、指名型プロポーザルの手続きを始めた。技術提案書による1次審査と、8月18日の2次審査を経て、9月上旬に委託契約する予定。履行期限は2017年3月15日。
建設地の敷地面積は約2500平方b。新築する動物愛護センターの規模は延べ面積が約2300平方b。15年度に基本設計、16年度に実施設計を行い、17年8月に着工。19年1月に完成させ、19年3月の供用開始を目指す。設計業務のほか、行政手続き、CASBEEの取得なども委託する予定。
プロポーザルでは、課題@「市民の交流を創出する施設計画について」、課題A「環境に配慮した施設計画について」―について提案を求め、1次審査で上位5者を選ぶ。質問書の提出期限は6月24日、技術提案書の提出期限は7月21日。
建設地は中原区上平間1700ノ8。
現在の動物愛護センターは高津区蟹ケ谷にあり、敷地面積は1282平方bで、建物は鉄筋コンクリート造2階建て延べ609平方b。建設から39年が経過し老朽化が進んでおり、収容スペースも手狭になっている。このため、平間配水所に隣接する上平間管理公舎用地の一部を有効活用し、移転、再整備することにした。
再整備に当たっては、「人と動物が共生する社会の実現」を掲げ、動物愛護などについての普及啓発の拠点としてを目指す。具体的な機能としては▽動物に関係する情報発信▽動物の適正飼養▽動物由来感染症対策▽災害時対応―を挙げており、これらの方針を効果的に具現化するため、設計者の選定方法を技術提案によるプロポーザル方式とした。
提供:建通新聞社