刈谷市は、老朽化に伴い下重原住宅の再整備に向けて、実施設計を加藤建築事務所(刈谷市)に委託した。設計工期は2016年3月31日まで。16年度から数カ年をかけて既存施設の解体工事、耐震補強工事と改修工事、増築工事を進めていく。
計画によると、既存メゾネットタイプ住宅の24戸を解体し、その敷地に全40戸を増築する。概要は、既存のA棟、B棟の横に接続する形で、それぞれ鉄筋コンクリート造4階建て延べ1000平方b程度、20戸分の住宅を建設する。また、入居者の高齢化にも配慮してエレベーターを新設する予定だ。
既存施設のA棟、B棟は、アウトフレーム工法による耐震補強工事のほか、外装では外壁改修、内装では台所の交換などを予定している。A棟の規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ2013平方b。戸数は40戸。B棟は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1305平方b。戸数は28戸。いずれも71年の建設。
解体するメゾネットタイプ住宅の規模は、PC造1032平方b(1戸43平方b)。70年の建設。
所在地は下重原町3ノ64。
提供:建通新聞社" target="_blank">