日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/06/19
【埼玉】飯能市が住宅リフォーム改修で補助金交付
飯能市は定住促進、人口増加策として有効な手段となり得る住宅リフォーム資金補助金制度を創設した。実施にあたっては、住宅関連産業を中心とした地域経済活性化につなげられるよう、工事を受注した市内事業者に補助金が交付される。
市では申請件数を130件と見込み、事業費1000万円を確保した。これまでの具体的な申請件数は明らかでないが、市が想定した以上の申請を受けており、予算額に達した場合は補正予算での対応も検討している。
対象施設は市内在住者または市内転入予定者の自己所有居住住宅またはマンションで、市税などが未滞納となっていること。主な対象工事は住宅改修、増築、屋根葺き替え、塗装、外壁補修、台所、風呂、トイレ改良工事など。また工事費が税抜き20万円以上で、補助金額は工事費の5%、限度額10万円。これにより、所定の条件を満たせば、工事発注者の負担は95%で済むことになる。
市によると、転入予定者にも利用可能なリフォーム資金補助金制度は空き家バンク制度の一環で、ときがわ町での実施例があるが、転入予定者を対象としたリフォーム資金補助金制度は県内では初めてという。
問い合わせは産業振興課経済雇用対策担当(A042−973−2111内線650)まで。