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建通新聞社
2015/06/18

【大阪】大阪市 新美術館要求水準書作成プロポ開始

大阪市経済戦略局は、新美術館建設に向け要求水準書作成検討業務を委託するため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。参加申請は7月13日まで受け付け、7月23日のプレゼンテーションを経て7月下旬にも委託者を選定する。
 参加資格は、物品・委託の「各種施策研究・調査」または測量・建設コンサルタントの「建築設計・監理」で、美術館・博物館施設の設計またはコンサルティング業務の元請け実績などが必要。共同事業体での申請も可。
 新美術館は、「大阪と世界の近現代美術」をテーマとし、大阪市北区中之島4ノ32ノ14他の敷地約1万2874平方bに計画。
 企画提案では、@2014年9月に策定した新美術館整備方針や美術館計画地西側の市有地に大学誘致を計画していることを踏まえ、中之島4丁目エリアの活性化・魅力向上につながる敷地利用計画A多くの人が利用し、貴重な美術品を展示・保存する施設特性を踏まえた建物配置計画・平面計画などB国内外の注目を浴びている美術館の動向を踏まえ、国内トップクラスのミュージアムとなるためには何が必要か―の3点を求める。
 新美術館整備方針によると、施設整備の概要案として、延べ床面積1万5000平方bを想定している。内訳は、コレクション展示室2200平方b、企画展示室1200平方b、コミュニケーション機能2100平方b、保存・研究機能2500平方b、管理・共用7000平方bなど。施設整備費(設計・監理費、工事費、備品購入費)は、121億円を概算。
 20年度までの開館を目指している。