トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2015/06/16

【東京】豊洲「千客万来施設」 事業者再公募は9月

 東京都中央卸売市場は、豊洲新市場の場外施設「千客万来施設」について、整備・運営事業予定者再公募の概要をまとめた。対象は6街区の一部約1fで、30年以上50年未満を事業期間とする。募集要項を9月に公表した後、2016年1月ごろに提案書を受け付け、同年3月ごろに決定する。
 千客万来施設は、市場本体施設と連携して豊洲ならではの活気やにぎわいを生み出すために整備するもの。前回の公募で喜代村(中央区)と大和ハウス工業(大阪市北区)で構成するグループを事業者に選んだ。商業施設・駐車場・温浴施設を整備・運営することになっていたが、ことしに入って両者が辞退を表明したため、再公募の手続きを実施する。
 前回公募(13年8月)との違いは事業期間、敷地、開業時期。事業期間は「30年間」から「30年以上50年未満の間で検討」へ、敷地は「5街区の一部と6街区の一部」から「6街区の一部」へ、開業時期は「豊洲新市場本体施設と同時に開設」から「豊洲新市場開場後速やかに開設することとし、早期開業が優位となる審査基準を検討」へと変更する。
 事業予定者の選定に当たっては公募型プロポーザル方式を採用。都は事業予定者と具体的内容を協議した上で、定期借地権設定契約などを締結する。
 対象敷地は、豊洲土地区画整理事業地区内6街区の一部。用途地域は工業地域で、建ぺい率60%、容積率200%となっている(いずれも地区計画などにより緩和が可能)。