北陸工業新聞社
2015/06/12
【石川】縮小案を提示、6.4億円に/河内小学校の建設費用で/白山市議会文教委
白山市議会の文教福祉常任委員会が11日に同市役所庁舎内で開催された。この中で市が河内小学校の建設費用に関する縮小案を提示した。
従来の事業費は既存施設の解体費用を除き、7億6600万円(校舎1140平方メートル、体育館580平方メートル想定)。これに対し、縮小案では概算で6億4100万円(校舎960平方メートル、体育館540平方メートル想定)とし、1億2500万円の削減となった。市は「無駄な動線を省いたり、重複部分を1つにしたり、コンパクトかつ機能的で子どもたちに喜んでもらえる学校建設を進めていきたい」とした。
河内町口直海地内にある同小学校は1973年に建設され、未耐震となっている。既存施設の規模は校舎棟がRC造4階建て延べ1332平方メートル、体育館がRC造2階建て延べ616平方メートル。耐震診断の結果、建物の構造耐震指標(Is値)が0・27で国の方針に基づくと改築の対象になっており、現在地での建て替えが検討されている。
4月に新築の採択に関する補助金交付の内定を国から受けている。