日刊建設工業新聞
2015/06/10
【鳥取】県生コンクリート品質管理監査会議/15年度監査スケジュールを確認・14年度の結果を報告/全22工場で減点ゼロ7〜8月に本監査
県生コンクリート品質管理監査会議(議長・黒田保鳥取大学大学院工学研究科教授)は、このほど倉吉市内で開いた第1回地区会議で2015年度の監査スケジュールを確認した。本監査は7月から8月にかけ全国統一のチェック項目をもとに実施、11月に合否判定して合格証を交付する。
地区会議では14年度の監査結果を報告。それによると、2年連続して県内の全22工場がチェック項目減点ゼロで合格。優良工場表彰でも選定基準を満たした21工場が受賞した。
15年度の監査スケジュールは7月から8月にまたいで本監査を実施する。先立って今月24日に内部監査員、同30日と7月2日には外部監査員の各研修会をいずれも中部地区生コン協同組合で開催する。
また、事前に通告することなく生コンの配合などを立ち入り検査する「査察」は、今年度から前年度の合格工場に対し10%以上で実施する。(従来20%以上)
協議事項では査察員の構成に関し、15年度は外部監査員2人と内部監査員1人の3人体制(従来4人体制)に変更することを確認。優良工場表彰は今年度も継続して実施することを決めた。選定基準はこれまで通り▽減点ゼロ▽望ましい事項の達成が12項目中8項目以上▽公害防止管理者(水質)2人以上の配置−を求める。
第1回目の地区会議には、各発注機関や学識経験者らで構成する特別委員と、生コン工場の技術者からなる生産者委員の20人が出席。地区会議オブザーバーで、県生コンクリート工業組合の庄司尚史理事長は「全工場が2年連続して減点ゼロを達成したことは監査制度の成果」と強調。「引き続き品質管理に努めたい」と話した。