日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/06/10
【埼玉】宮代町が14年度住民意識調査結果を示す
宮代町は2014年度住民意識調査結果をまとめた。大規模な住宅地や商業施設、工業団地など都市開発のあり方を尋ねると、開発は最小限にとどめ既存施設の有効活用などによる持続可能なまちづくりを進めるが49・5%と約半数を占めた。一方、開発を積極的に行うことで拡大成長型のまちづくりを進めるは34・1%で、前回(10年度)調査と比べて差が縮まっていることが分かった。
町の住みやすさについて、大変住みやすいまたはどちらかといえば住みやすいが74・2%と4人に3人は住みやすいと感じていることが明らかになった。まちづくりに対する満足度では、都市基盤や生活・自然環境について▽道路の整備(他の自治体につながる幹線道路)▽道路の整備(居住地周辺の生活道路)▽公園・遊歩道の整備(配置、設備)▽道路などの水はけ、冠水対策――を不満に思う人が満足している人を上回った。
今後のまちづくりの重点課題については、高齢者福祉(介護保険、保健福祉事業、いきがいづくりなど)が44・1%でトップ。次いで、道路の整備(他の自治体につながる幹線道路)32%、食料品などの日常品の買い物の便利さが28・9%となっている。
調査は18歳以上の2000人を対象に、郵送で1月21日〜2月12日に行い、1064人から回答を得た。回収率は53・2%。